ピンク・レディー
今年のレコード大賞で、ピンクレディーが約6年ぶりにテレビの前で歌唱した。
レコード大賞のステージに立つのは39年ぶりらしい。
僕がピンクレディーを知ったのは2007年。小学校の運動会で『UFO』を踊ったのがきっかけだった。
初めて買ってもらったCDもピンクレディーのアルバム。擦り切れるほど聴いて、踊った。動画やDVDもなんとも見返していた。
そんなピンクレディーが解散やめ!宣言をしてから約6年の間、復活コンサートが終わった後、2人が揃ってテレビでピンクレディーとして出演することは一度もなかった。
ミーちゃんはピンクレディーとして活動することにあまり気が乗らなかったらしい。年齢、身体的な問題もあったのだと思う。ピンクレディーの曲を踊ったことのある人ならわかるだろう。あれは1曲踊るだけでもとてつもなく疲れる。(特にカメレオンアーミー)
そんなミーちゃんとケーちゃんが、今テレビの前で、ピンクレディーとして踊っている。
ペッパー警部、ウォンテッド、UFO。
小学生だった当時、何度も何度も見ていた動画の中にいた輝いていたアイドルが、いまテレビで踊っている。
ピンクレディーとして出演することを、相当迷ったと思う。以前UFOをケーちゃんとゲストが踊った時でさえ、ケーちゃんは息切れをしていた。
声も出づらかったかもしれない、高音はキツかったかもしれない。60近いオバサンがあんな露出度の高い衣装を着るのはキツイかもしれない。
それでも、2人は再び『ピンクレディーになる』ことを選んでくれた。1970年代、日本を、そしてアメリカを巻き込んだモンスターアイドルデュオが、今日、蘇った。
ミーちゃん、ケーちゃん。
今日、また、ピンクレディーになってくれてありがとう。
ありがとう、本当にありがとう。